ポルシェ911 リアフェンダーダクト取付事例

小牧市在住の「M」様よりパーツを独自購入するので、取付けして貰う事は可能ですか?との問い合わせを頂きました。お話を聞くと現在お使いのポルシェ911のリアフェンダーにターボ用のエアダクトを取り付けしたい依頼でした。入念な打ち合わせをさせて頂き施工する事になりました。当然、今の状態からボデーを切断して加工して取付となりますので、普段以上に神経を使った作業となりました。

左右リアフェンダーに加工してターボ用のエアダクトを取り付けします。取り付け部分が、曲面ですから全てに神経を使い慎重な作業となります。まずは、持込されたエアダクトの型紙を取ることから始めますが、型紙を取るにも僅かな寸法違いも出来ませんので大変です。

ターボ用のエアダクトです。ダクト自体も微妙に湾曲してますので型を取るのには苦労しましたが、精密機械のような腕を持った職人が見事に作りました。特殊な事は無く白い紙に鉛筆で取るのですが、平面では無いので作業は難を来しました。型紙を制作したら実車に合わせて作業に入りますが、周辺に切屑など飛散しないようにカバーをかけて養生します。

エアーソーを使用して型紙通りにフェンダーをカットしていきます。少しづつ寸法に近づけていきますが非常に神経を使いました。その後に、ベルトサンダーを使用して形を整えます。

綺麗にカットされたリアフェンダーです。画像は左側ですが、同様な作業を右側も行いました。

作業の工程上、工場外に車両を置く事がありますので埃や雨や水滴など侵入しないようビニールにて養生しておきます。

ダクトの取り付けです。実際にボデーに取り付けて微妙な位置調整をしていきます。僅かな隙間も残さないように、仮付けしては取外す作業の連続ですが大切な工程です。
形が決まりましたら、シーラーにて固定します。必要最小限の量にて貼り付けます。

見事に固定されたダクトが完成しました。ボデーに寸分の狂いもなく取り付けられてます。まさに職人技です。しっかりと乾燥させてから洗車します。

無事に取付完了しましたので連絡させて頂き納車となりました。今回の修理ですが、ターボ用ダクトは持込の商品になりましたが当社は持込料金など頂いておりません。取付にかかる加工ならびに工賃(接着剤含む)で¥104,500となりました。ユーザー様には、大変喜んで頂きましたので当社としても施工出来て良かったと思います。どのような事にも出来る限り対応させて頂きますので、まずは御相談下さい。

施工前
施工後

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